設立時の「決算月」は6月～9月が良いのか ？

こんにちは。

東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳（くさのがく）です。

【決算月とは】

ご存じの方も多いかもしれませんが

会計年度（事業年度）の終わりの月を指します。

例えば、

個人事業主の場合

決算月は、12月と決まっています。

1月から12月の1年間の業績などに応じて

所得税の計算をして、確定申告の手続きをします。

一方

法人の場合、

法人設立時に

決算月は、任意に決めることができます。

※設立後の変更についてはこの記事では割愛します

例えば、法人を

7月に設立、決算月を6月にするなどというケースです。

仮に6月を決算月とした場合

7月から6月の1年間が事業年度となります。

なお、

1月に設立、決算月は6月OKですか？

回答はYesですが、注意点もあります。

そのため、

今回は、あくまでタイトル部分にのみ

スポットを当てます。上記の注意点は割愛します。

【決算月6月～9月は良いのか？】

本題です。

このタイトル

抽象的な問いかけですが

そもそも、このような問いかけ

なぜ、あり得るのか、背景についてご紹介します。

税理士事務所（会計事務所）の繁忙期は、

12月から3月と言われています。

・年末調整（12月）

・法定調書等（1月）

・確定申告準備と申告（1-3月）

各種、年1回の法定期限に基づく

いわゆる税務上のイベントが目白押しの期間だからです。

法人申告の期限は

決算日から2ヵ月以内です。

すると、11月、12月決算のケース

申告期限が1月末（11月決算）、2月末（12月決算）となります。

つまり、

このケース、申告期限が

繁忙期の1月と2月と重なるのです。

それがどうしたの？

という話はあるのですが、

決算日から申告期限までの2ヵ月間は

決算処理など、重要な期間となります。

また、その分、クライアントとのコミュニケーションも増えます。

ただでさえ、

年末調整、法定調書、確定申告のある期間

機微の部分を丁寧にやりとりするにはやや不向き

というのが、タイトルのような問いかけがあり得る理由です。

もちろん、

法人のみ対応している、とか

担当者が多い税理士事務所（会計事務所）

であれば、確定申告時期であっても影響は少ないでしょう。

ただ、とはいえ

多くの事務所で繁忙期であることは間違えありません。

そのため、

事務所の繁忙期を避ける意味で

6月～9月決算法人（申告期限8月～11月）

その分、丁寧な対応を受けられる可能性が高いと思います。

ところで、

11月～1月決算の法人に対して

申告期限が繁忙期と重なってしまい

忙しいので対応が雑になります、と言う事務所はないでしょうが

もし、

そういう回答をされる事務所があれば、

反対に、正直で信頼できる、という言い方もできるかもしれません。

法人設立を検討中で

決算月をどうしよう？

と迷われている方がいれば、

1つの参考になると思っています。

（決算月を決めるうえで気を付けたい点）

事業計画上（いつまでに第1期を終えたい）

など、上記と別な視点で、決算月は決めたほうがよい

重視すべきことが他にあるケース、大いに考えられますので

実際に法人設立する際には、必ず専門家に相談したほうがよいです。

また、

今回の記事は、

税理士事務所（会計事務所）の視点です。

そのため、

法人設立を検討中の方の繁忙期が

いつなのか、という視点も非常に大切です。

繁忙期

8月から11月

とてもじゃないけど

税理士とのやりとり

まったくできない期間

などの場合、6月から9月の決算月は避けたほうがよいでしょう。

【終わりに】

私の場合

税理士と縁遠いところから

会計好きでスタートし、今に至ります。

そのため、

すべてが未知、ゼロから手探り、

四苦八苦しながらの道のりでしたので、

それを逆手にとると、その分、些細な疑問への感度は高いです。

そんなことも分からないの、

ということではなく、共感をもって

伴奏できることが私の最大の強みかもしれません。

最新ツールを使って、

業務効率を上げることも好きです。

そういうツールを使いながら税理士とやりとりしたい方

具体的な方法など確認したい方もお気軽にお問合せください。

なお、

既存のお客様に

全力を尽くしている、

書くまでもございません。

全力を尽くすとは、

やりとりできればOKということではなく

細部まで、分かりやすく、丁寧に、説明したり

一方通行ではなく、何度でもこのようなやりとりを繰り返したい

もちろんお客様の要望があれば、という前提です。

こちらから連絡、説明ばかりする

という意味ではありません。

経営・会計・税務

多岐にわたる内容ですので、

クオリティを下げないための限界は、

現状あと

・法人2件

・個人2件

ぐらいと考えています。

ここは正直に書かないといけませんので

その方針である点を添えて、終わりにさせて頂きます。

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g.kusano@outlook.com

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（経歴）

大手会計専門校で

全国講師No1を獲得（受講生満足度）

お客様の知りたいことを察知して

必要なタイミングで必要な情報を提供することが得意

理想は

お客様にもどんどん知識がたまり

攻めの経営に転じる会計・税務知識を手にしていただくことです。

遠方の方も大歓迎です。

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活用しますので安心してお任せください。