財務と投資(言葉を使い分けたほうがよい)
こんにちは。
東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳(くさのがく)です。
タイトルの意図は
知ったかぶりは、信用を失う、です。
もちろん、私自身も十分、注意しなければいけません。
1対1で話をしていたり
銀行の担当者さんを交え
数人で会話しているとき
財務のことを投資と言っていたり
投資のことを財務と言っていたり
という場面に遭遇することがあります。
相手が
気にしない人
許容してくれる人(投資・財務という言葉を使う人が専門家でないので)
であれば良いですが
相手が気にする人
の場合、足元を見られ
信用を失う危険性もあると思います。
財務は
資金を調達すること(借入や出資してもらい、資金を集めること)
です。
投資は
見返りを期待した支出(暗号資産を買ったり、事業用に建物を買ったり、車を買ったり)
です。
両者の関係性を書くと
財務からの投資へ
の流れです。
資金調達して、投資に回す、というイメージ
このイメージを持っていれば
自分が言葉を使うときだけでなく
相手が財務と言っていれば
資金調達の話をしているのだな
相手が投資と言っていれば
見返りを期待して、何かを購入する
話をしているのだな
理解しながら話を聞けます。
最後に少し専門的な内容
簿記や会計を学習している方でも
時々、財務と投資、使い方を間違えているのでは
感じることがあります。
会社の業績把握のための
成績表の1つに
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)があります。
この表は
個人の確定申告でも使ったりします。
貸借対照表は
大きく、右と左で、書いてあることが違います。
右には、財務関係の項目(資金調達の項目)
左には、投資関係の項目
が書いてあります。
貸借対照表の
右(財務)を見て、
どこから資金調達したのだろう、と把握します(借入なのか出資なのか)。
左を見て、
調達資金が何に使われているのだろう、と把握します(暗号資産?、建物?、車?など)。
このような見方ができるようになると
貸借対照表も
意外と毛嫌いせず、理解しながら読み込めるようになります。
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