業績の見方

こんにちは。


東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳(くさのがく)です。




(ポイント)



・言葉の意味



・いつからいつまで



・見方



・知って何になるのか(何のために知るのか)






1.業績の意味



業績は、事業の結果(良い悪い)



成績は、勉強の結果(良い悪い)




言葉で比較すると、捉えやすいでしょう。



業績報告は、損益計算書や貸借(たいしゃく)対照表などで行います。



成績報告は、通信簿で行います。






2.いつからいつまでの結果か




通常1年分で集計します。




いつからいつまでの1年間か




業績の報告書、最初のほうに書いてあります。






3.業績の見方(最低限の概要)




(損益計算書)




縦に見ていきます。




・売上高

・売上原価(経費)※1

・販売費および一般管理費(経費)※2

・利益(売上高から経費を差し引いた残り)※3




※1 売上原価

売上高に対する商品仕入などです。




※2 販売費および一般管理費

給料、家賃、広告宣伝費などです。




※3 利益

その1年間で儲かっていれば利益

赤字の場合は、損失、と表現します。





(貸借対照表)




1年間の最後の日(決算日といいます)時点の




現金や預金




借入金




の金額が書いてあります。





損益計算書で利益が出ていても




貸借対照表、現金や預金より、借入金のほうが大きすぎれば危険




反対に




損益計算書で損失であっても




貸借対照表、現金や預金が、借入金の数倍あれば安全(すぐに倒産しない)




そんな見方をしていきます。





(良い悪いの判断)



利益が出ていても、どのぐらい良いの悪いの



判断が難しい



そのため2つの方法で比べます





①期間比較



その会社の数年分を比較して



今年はいつもより良い悪いを判断します。





②同業他社比較



例えば飲食店



他の数社の業績と比較します。



すると、同業他社の水準が分かり



同じ業種での儲かり具合(良い悪い)が把握できます。






4.知って何になるのか(何のために知るのか)




・会社員の方



自社の状況が把握できます。



売上目標が部署ごとにある場合



その目標が妥当かどうか判断材料になります。



少し会社視点の言い方になりますが



会社運営にはかなりの管理費がかかります。



消費税などの税金も(上記には入れていませんが)も負担です。



それを賄える売上が必要ですので



売上目標は、かなり大きく感じる場合が多いです。





・経営者



資金調達(融資など)のタイミングや



新規事業を行えるタイミングなのか



判断するために必要です。



業績の説明については



経営者の方に対して税理士等が行うことも多いでしょう。





・起業を考えている方



創業融資の際、事業計画書を作成します。



さらに銀行への説明も必要になります。



すべて自己資金でスタートする場合でも



利益を出すためにどの程度の売上が必要か



組み立てるために業績の考え方(見方など)を知っている必要があります。





・投資を考えている方



最低限、投資先の業績がどうなっているのか



把握するために必要です。



ただ、別の記事でも書きましたが株価は



いろいろな要因に左右されますので



投資先の業績把握は、最低限の知識に過ぎません。




以上。





上記は概要です。





個別のニーズに合わせ、知っておくべきこと




踏み込まなければならない内容が異なります。




そういった場合に




・それが何か聞く




・どういった知識を増やす必要があるか相談する




相手として




税理士等に依頼する価値(お金を払う価値)




が出てくると思います。

税理士 / 成長に合わせた経営相談とクラウド会計に力を入れています

草野岳税理士事務所ホームページ 杉並区下井草/東京税理士会(荻窪支部所属) お問合せ g.kusano@outlook.com 経営・税務相談、税理士をお探しの場合 クラウド会計、AI導入を検討中の方など お気軽にご連絡ください(税理士の私が直接ご対応いたします)

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