酒税法2(試験後の感想や恐怖)

こんにちは。草野です。


今回は、酒税法1の続きとして書きます。


1.2時間の感想


終了まであと数秒、ギリギリで解答しきったという感じです。


できるところ、重要なところから、ではなく、


酒税法は、漏れなく解答することも重要。それができたことも良かったと思います。


バランスよく解答できたというか・・。


ただ、結果論なので、回ごとに、戦略は変わると思います。




2.恐怖との闘い(税理士試験の怖さ)


試験後、合格の可能性について分析しました。


専門学校の解答速報だけでなく、


答練(普段の)の肌感覚、この解答精度だと、上位どの程度か、そんなことも考慮して考えていました。


肌感覚ですが、主観とはいえかなり役立ちました。


答練には必ず出席していたため、解答直後のクラスの雰囲気、この点数で上位何割ぐらい、最終的には、学校の集計結果と、自分の予測が、大体一致していたためです。



そこからすると、以下のような感じでした。


酒税法対策を扱う大手学校は、2校です。


最終的に700人受験して、上位50名には入らないと、というイメージでいました。


2校には、それぞれ猛者が50人ずついる、そんな風に考えました。


2校で100名が合格確実と目されています。その中で椅子を奪い合うことになります。



なんとなくの印象は、100名には入れているかな、解答速報を見ても、ポイントは押さえていたからです。


なお、この回の模範解答は、大きく2校で割れていました。前代未聞の大きな割れ方です。

※「酒税法1」で書いた、Cの解答を巡る食い違いです。


正解とされる側に私が入っていれば、上位50名に入れる。


意外と有利か(正解側に入っていれば)。


いや待て。


O校が正解だとすれば、その50名は完全な形で解答してくる(合格確実者)。


T校だが、O校の解答結果になっても、その過程記述が不完全(合格予備者)。


つまり、「合格予備」に、私が入っているかどうか(O校が正解側であれば)。


ただ、100名の中から選別されるより、正解側だった場合、少し有利。


この少しが、「私にとっては全て」だったかもしれません。


・字が汚い(綺麗に見える努力はできる限りしたが)、


・解答が遅い、


・書くのが遅い、


私にとって不利な要素があったので。



さらに、もし、ボリューム膨大、しかし上位が誰でも解ける、比較的容易な計算や理論、そういう回であれば、100名は完璧な形で解答できます。


私は、時間切れで不合格です(私は字を書くのが遅い。本当に真剣に速記の練習までしましたが、それでも・・)。


なお、この回の希望的予測は、以下のとおりでした。


・O校の最終値は、正答率が低いところ、私は、0校基準で最終値まで合っていた。


・理論は、両校サブ的出題(応用理論)で正答率が低いが、私は意外とできていた。


・さらに、理論問題での肉付けが加点対象となれば、O校50名にも食い込めるかな。



ただ・・。


・O校が正解側というのは仮定、


・加点対象も仮定、


・試験官的なポイントを私が書いていなければ・・。


合格であれば、間違えなく、本当にたまたまですが、私にとっては有利に働いた回です。



ただ、模試では、常に全国上位にはいましたので、単なる運とは考えていません。


理論についても、深い浅いのバラつきはあるものの、新しい理論(新しい法律)まで含めて全ての範囲を網羅的に暗記し、横の繋がり、いわゆる応用理論についても周到に準備していきました。


範囲が一番少ないという酒税法の理論であっても、私にとって覚えるのは本当に大変でした。


毎日基本4時30分に起きて土日関係なく、毎日(試験日も含め1日も休んでいません)、暗記を開始していました。


起きた瞬間から、地獄の始まり、気持ちで負けたら即終了という覚悟で過ごしていました。


家を出て、どの交差点に辿り着くまでに、ここまで復唱、この電車がこの駅に到着するまでに、ここまで復唱、このエスカレーターを下り終えるまでに、ここまで復唱、など、大体のペースもだんだん決まってきました。


気持ち、時間との闘いの日々でしたし、終盤は、良いペースがどのぐらいなのかも把握できるようになってきたので、ペースが遅い(思い出しが遅い)時なんかは、もう焦りもでてくるし・・。


そんな簡単ではないし、不可能と、マラソンランナーには怒られてしまうでしょうが、

毎日、42.195kmを走りきるだけでなく、その戦いに勝たなければならない、

そんな感覚でした。本当にしんどかったです。



話を戻し、


この時の試験は、表と裏のコントラストが出る、つまり、大手予備校で、これほどまで模範解答に、点差の付く珍しい酒税法の本試験でした。


少数派で解答したことが表だとすれば、なおさら私にとっては有利に働くはず・・。


ただ、少数派で解答したことが表なのかは、結果発表まで分からないので、これほど合否発表日が怖かったことはありません。


集中できる仕事、その他の事を見つけ、なるべく恐怖に支配されないよう、生唾を飲みながら過ごした日々です。


普段は気にしない税理士受験生ブログ、発表日までの苦悩などを読んだりして気を紛らわせたこともあります(感謝しています)。


本当に恐怖との闘いでした。


次の酒税法3では、合格方法といいますか、その土台となった事などを書きます。


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