きちんとダラダラ学ぶ会計18(健康診断書や成績表は、どのように使われるのか2)

こんにちは。草野です。


昨日は、株主が、どのように健康診断書や成績表を使うのか、その必要性を書きました。


今日は、税務署、経営者(従業員)、銀行(取引している)がどのように、それらを使うのか、その必要性を書きます。



(税務署について)

税務署は、成績表を見ながら、企業の税金計算が正しいかどうか確認します。


納める税金の金額は、企業の成績によって決まります。


そのため、成績表は、税金計算が正しいか確認するのに欠かせません。


また、会計では、成績表と健康診断書の関係が深いので( この点は、別の機会に話します )、健康診断書も税金計算が正しいかどうか、確認するために用いられます。



(経営者について)

経営者も、自分が会社を経営しているとはいえ、日々の細かい成績や健康状態を完璧に把握しているわけではありません。


別の機会に話しますが、成績表や健康診断書は、税理士や会計士の協力のもと作成されます。


経営者は、税理士や会計士など、専門家がチェックした公式的な成績や健康状態を確認しながら、自分が経営する会社の現状を把握します。



(銀行について)

銀行は、会社にお金を貸している場合、きちんと返済してもらえるか、確認するために会社の成績表や健康診断書を確認します。


成績が悪かったり、健康状態が悪かったりすると、銀行は、返済能力が低い企業という風に考えます。



(第18回のまとめ)

・税務署にとっては、税金計算が正しいか確認するために、企業の成績表や健康診断書が必要となる。


・経営者にとっては、自分が経営する会社の現状を把握するために、成績表や健康診断書が必要となる。


・銀行にとっては、きちんと返済してくれる企業かどうか確認するために、成績表や健康診断書が必要となる。


・見せる相手(株主、税務署、経営者、銀行)が誰であれ、成績表と健康診断書の内容は同じ。しかし、その必要性は、見る相手によって異なる。

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