きちんとダラダラ学ぶ会計17(健康診断書や成績表は、どのように使われるのか1)
こんにちは。草野です。
前回、
企業の健康状態や成績は、
・株主
・税務署
・経営者(従業員)
・銀行さん(取引している)
に見せるものであると書きました。
(株主について)
そもそも株主とは何でしょうか。
株主とは、「会社の所有者」のことを言います。
社長と株主が同じであると思っている方もいますが、
必ずしもそうではないです。
株主は、株式を持っています。株式とは「会社の所有権」です。
雇われ社長という表現がありますが、この場合、株式を持っていない社長さんを指すことが多いです(又は、少しだけしか株式を持っていない)。
えっ。株式って、たくさん発行されてるんじゃないの?
たくさんの人が株式を持っていたら、会社の所有者って1人でなく、たくさんいることになるの?
はい。そうなります。
本題に入ります。
株主は基本的に経営をしません。
でもお金は出してくれています。会社の所有者だからです。
なぜお金を出すのか(出しているのか)。
その会社が成長するだろうと期待しているからです。
成長すれば会社の所有者は、会社から配当金をもらえます。
成長という言葉が曲者です。
成長とは「成績が良かったら」という意味です。
その意味で、会社の所有者(株主)は、成績や健康状態を気にしています。
気にするだけでなく、こうしたほうがよいのでは、と経営陣に対してアドバイスすることもできます。
そのため、株主は、企業の成績表や健康診断書を見るのです(必要としている)。
・税務署
・経営者(従業員)
・銀行さん(取引している)
との関係についての説明は、次回にします。
(第17回のまとめ)
・株主とは、「会社の所有者」のこと。
・株式とは、「会社の所有権」のこと。
・株主は、会社にお金を出している。
・株主は、会社が成長したら配当金をもらえる。
・株主は、会社にお金を出しているし、成長すれば配当金をもらえる。株主は、会社の成績表や健康診断書を見ることによって、会社の現状を把握したり、改善点を見つけて経営者にアドバイスしたりする。
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