きちんとダラダラ学ぶ会計10(「成績表」と「健康診断書」の使い分け)
こんにちは。草野です。
次回以降で会計の成績表を説明する前に、
第10回は、会計の
「成績表」
と
「健康診断書」
の使い分けについて説明します。
後々のことを考えると、意外と重要です。
まず、通常の成績表と健康診断書について。
成績表
・国語
・算数
・体育
健康診断書
・身長体重
・視力
・血圧
ココで当たり前のことを書きます。
成績に、健康状態は考慮しません。
健康状態にも、成績は考慮されません。
言い換えれば、
成績表に健康状態に関する用語は載りません。
模試の結果に、身長体重・視力・血圧などの項目が載っているでしょうか?
健康診断書に成績に関する用語は載りません。
健康状態の結果に、国語、算数、体育の項目が載っているでしょうか?
会計の「成績表」と「健康診断書」もそれと同じで、
例えば、前回に書いた
会計の「健康診断書」は、資産、負債、純資産が載ります。
ということは、
会計の「成績表」には、資産、負債、純資産は載らない、ことになります。
つまり、会計の「健康診断書」には、会計の「成績表」の項目が載らない、ということでもあります。
このような考え方をきちんと定着させないと、
以前に書いた会計「あるある」
この用語はどちらに関する用語だったっけ?
という混乱をしてしまいます。
最後、少し難しいことを書きます。
詳しくは、今後、少しずつ説明します。
成績表や健康診断書は、「結果」ですよね。
つまり、作成するための「過程(プロセス)」があるわけです。
結果である「成績表」や「健康診断書」には、
お互い関係ない用語は載りません。書いてきたとおりです。
しかし、
過程(プロセス)である毎回、毎日の記録には、
成績表と健康診断書の両方の用語を使います。
例えば、商品が10万円で売れました、という場合、
成績に関連する用語(売上)
と
健康状態に関連する用語(資産)
の両方を使って記録します。
今回はこのぐらいにしましょう。
(第10回のまとめ)
・それぞれの会計用語は、「成績表」か「健康診断書」の、どちらかにしか載らない。
※会計に詳しい方は、1つだけどちらにも載る項目があることをご存じでしょう。この点は、別の機会に説明するつもりです。
・成績表や健康診断書を作成するための過程(プロセス)では、どちらの用語も使って毎回、毎日の記録をしていく。
・出来上がった「結果(成績表と健康診断書)」に載る会計用語は固定されている。その「過程(成績表と健康診断書を作成するため)」では、両方の会計用語を使って記録する。
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