きちんとダラダラ学ぶ会計8(健康診断書1)
こんにちは。草野です。
会計にも「健康診断書」と「成績表」があります。
たくさんの会計用語は、2つのどちらかに関係します。
どちらかにしか関係しない、と考えるとスッキリします。
第8回の今回は、会計の「健康診断書」を掘り下げます。
健康診断書に書かれる会計用語をハッキリさせていきましょう。
一般的な健康診断書には、
・身長体重
・視力
・血圧
などの項目が入ります。
会計の健康診断書には、
・資産(=現金など)
・負債(=借入金など)
・純資産(資産から負債をマイナスした正味の資産の金額)
が入ります。
共通点は、健康診断した時点の人や企業の、「現在の状態」を示していることです。
また、
「どのような状態を健康」というのか
「どのような状況を成績が良い」というのか
イメージできることが重要です。
今回は、「健康診断書」ですので、
会計の健康状態について説明します。
簡単です。
一言でいえば、健康診断書をつくった時点で、
「資産のほうが負債より大きい」場合、健康です。
「金目のものが、借入などより多ければ」、健康です。
(健康状態が良い例)
・資産1億円
・負債1,000万円
資産のほうが大きいので「健康」
(健康状態が悪い例)
・資産1,000万円
・負債5,000万円
負債のほうが大きいので「不健康」
意外と簡単ではないでしょうか。
少しずつ次回以降で詳しくみていきましょう。
(第8回のまとめ)
・一般的な健康診断書と、会計の「健康診断書」の共通点は、「人や企業の現在の状態」が示されている点(知ることができる点)。
・会計の健康は、資産、負債、純資産の大きな3つの項目(会計用語)を使って診断する。
・会計の「健康診断書」には、資産、負債、純資産が書かれる。
・会計における健康とは、資産のほうが負債より大きい場合である。
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