きちんとダラダラ学ぶ会計2(入口に立つ前にこれも知っておきたい)
こんにちは。草野です。
前回、このシリーズを始めた理由を書き忘れました。
始めた理由は、
読んでくれる(た)人、クライアントさんに、会計に関して他人に頼らず済むようになってほしいからです。
やはり自分で分かっていたほうが便利ですし、当然、誰かに聞いたり頼ったりする手間も省けます。もちろん、この記事を読んで会計が楽しいと感じてもらえれば、それもとても嬉しいです。
それが、なんとなく、読んでくれる(た)人、クライアントさんに対する
恩返しの一つでもあると考えているからです。
もっと突っ込んで知りたい部分だけ、専門家に依頼して教えてもらえばよいと思います。
第2回の今回、先に進みたい人もいると思いますが、あまり進みません。
引き延ばそうとしているわけではないです。
前回も同じような内容を書きましたが、
会計は、1つの項目でもたくさんの視点から眺めることができます。
講義、本、動画(YouTube含む)のように急いでしまうと、この記事の意味がなくなってしまいます。
今回は、会計に隣接(りんせつ)する知識について書きます。
なぜ書くのか、その理由が大切です。
書く理由は、みんな結構、「えっ、それって会計の範囲じゃないの」と思い込んでいることが多く、
知らずに進んでしまうと、いつまでも会計の全体像がボンヤリしてしまう可能性があるからです。
(会計で学ぶと勘違いすることが多い知識)
もちろん、皆さん全員が以下の勘違いをしているわけではありません。
・給与計算について教えて(ふつう会計では学びません)
・年末調整について教えて(ふつう会計では学びません)
・会社の設立方法を教えて(ふつう会計では学びません)
・保険について教えて(ふつう会計では学びません)
・株の売買について教えて(ふつう会計では学びません)
・株はいつ買うと儲かりますか(ふつう会計では学びません)
・税金計算について教えて(会計と類似する部分は多いです。ただし、税金計算について、会計知識のみで対応することは「不可能」です)
税金計算について、補足します。
会計との不一致が多いというよりは、
税金計算するための知識(税法)は、とんでもなく広く、細かく、また、深い内容です。
こう書くと、会計は範囲が狭く、おおざっぱで、浅い内容というイメージになってしまいますが、それもまた全く違います。
この関係性については、別な機会に書いたほうがよいので、今回は書きません。
いかがでしょうか。
会計で学ぶと思っていた知識はあったでしょうか。
そう思っていた項目が多かった方ほど、「では、会計では何を学ぶの」と感じていらっしゃるでしょう。
以下は、私の解釈なので、異論反論ありそうですが、
私の解釈としては、
会計は、上記に掲げた知識の基礎となる知識、というイメージです。
つまり、上記に掲げた知識は、会計知識を基礎にして学習するほうが、効果的な場合が多いように感じます。
上記に「株はいつ買うと儲かりますか」という項目を挙げました。
確かに、この項目だけであれば、会計の知識はいらないと思います(企業の業績をきちんと把握できたほうが適切な時期に株を買えるという話であれば、会計知識が必要となるかもしれません・・)。
この項目に、会計知識はいらないかもしれませんが、関係は大いにあります。この点も別な機会に書ければよいな、と思います。
(おまけ:会計の範囲だけど、勘違いが多い項目)
あと、簡単そうに見えて、知識が浅い段階では、きちんと理解できない項目を紹介します。
・貸倒(かしだおれ)
・減損(げんそん)
この2つの言葉、テレビ、新聞、ネット、動画(YouTube含む)で聞いたことがある方もいると思います。
だいたいにおいて、「大変なことである」という掲載がされます。
確かに大変なのですが、「どう大変なのか」という点に勘違いが多いです。
例えば、勘違いの1つとして、貸倒が1,000億円とか、減損が1,000億円という内容であった場合、「1,000億円を支払う必要に迫られている」というものです。
そうではありません。別の機会にお話しできればと思います。
また、貸倒は、学習の比較的、最初(正確には簿記検定の3級の最後)のほうで学びますが、減損は、最後(簿記検定でいえば1級、税理士試験や会計士試験の内容です)で学びます。
減損に関する内容は、「大変であることが、簡素に掲載されています」が、その記事で、きちんと理解できるかというと、そうではないと、私は考えています。
(第2回のまとめ)
・会計知識といえない知識
・会計は、さまざまな知識の「基礎となる知識」である。
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