賃上げから予測する将来(新しいアイデアが生まれてくると思っている。こういう視点を持つようになった理由も少々)

みなさんこんにちは。


東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳(くさのがく)です。




20年前



税理士を志す前、志した後も、タイトルのような視点は持ち合わせていませんでした。



良い悪いは置いておきます。




10年ほど前に



ある税理士の先生から



政治が好きとか嫌いとは関係なく



税制は政治の影響を大きく受ける。



そのため



最新の税制に対してアンテナを張るために



政治動向に注目すべき、と



お話いただきました。




言われてみれば当たり前なのですが



政治・宗教の話はなんとなく・・・



という雰囲気もある中



私なりに「適切に政治動向に関心を持つ」きっかけ



になりました。




また、感心を持たなかったことによる弊害みたいなもの



もなくなりました。




というのも



長く(19歳から)簿記・会計に携わってきて



分かってきたことは



簿記・会計知識に基づき



どの企業でも



一連のお金の流れを見抜くスキルは得ることができました。



もちろん日進月歩で簿記・会計も進化しているので



常に自身のスキルアップも必要です。




しかし



どうも足りない(簿記・会計スキルだけでは)のは、



全世界的な視野から見た、お金の流れ方、その将来予測についてです。



例えば



なぜ、この企業の株価は急に上がったのか



株価が急に上がるということは、その企業に資金が集まった



という意味です。




株価上昇の理由は



単体企業に対する簿記・会計視点だけでは



予測できないことが多いです(理由を書くと長くなるため割愛します)。




つまり



何か別な視点が必要だし、その視点とは何だろう



と考えていたわけです。



その1つが間違えなく政治動向です(ということに気づかせてくれた)。



ここでいう政治とはもちろん日本だけでなく。




そのため



世界的なお金の流れを把握するという視点からは



政治はタブー視するような(嫌煙するような)



存在ではなく



むしろ把握のための



最低限の手段、情報の源泉



と捉え直すことができました。





ということで今回の本題に入ります(笑)。



まず賃金が上昇することは良いと思います(最低賃金の引き上げニュースを受け)。




ただ、日本の場合



何を基準に考えるのか難しいですが(少子化含め)、



いわゆる企業の世界競争力が低下しているため



賃金の上昇に見合う、企業の世界競争力が上がら「ない」とすれば



結果



形式上(法律上)の賃金上昇が、企業の後退を促進する



とも言えます(企業負担だけ増えるため)。




と仮定します。




すると企業は



単純な賃金アップができないため



例えばこれまで



月間給与25万円(160時間として)の方



を30万円に賃上げする「のではなく」



月間給与25万円を据え置きとして



労働時間を133時間に削減



という方向になるのでは(という企業も増える)



と考えています。




単純に労働時間削減とすると



企業の生産性が落ちるため



これまでと同じ内容を



より短時間で効率的にできるよう考えると思いますが。




このことは、賃上げの、裏の狙いかもしれません。



実際の手取りを増やしたい(又は増えると期待している)



方達からすると



ちょっと待ってくれ



ということになるでしょう。




ここで様々な行動パターンが出ると思います。



・余った時間で別な仕事をする



・余った時間でスキルアップする



・余った時間を趣味に投下する



・余った時間で何もしない




一番の多いパターンは



1つ目と4つ目のように感じます。



2つ目と3つ目はお金もかかることなので。




理想は



・余った時間で別な仕事をしつつ



その仕事自体がスキルアップに繋がっていく(繋げていく)でしょう。



こんな将来が予測できます。




もちろん根本的な




企業の世界競争力の強化をどうするかという視点




競争力が上がったところで


そもそもその恩恵を受けられる人は


スキルが高い方に限られるのではという視点




スキルアップは何のために、どのスキルを上げるのかという視点




に対するアプローチも重要です。




今回の最後に。



ああでもない、こうでもない



書いてみました、が・・



まずは、「お前(私)がスキルを上げろよ」



そんな事を痛烈に思いながら、書いていました。



賃金上昇は良い、と書きましたが



要は時間をどう使っていくか、



副業という言葉が使われなくなるほど



当たり前になっていくでしょうから



その結果、いろいろなところから



思いもしないアイデア(組み合わせ)が



次々と生まれ



新しいビジネスに発展していくと思っています。




とにかく私も



日々行動し、考え、実践を繰り返して



徐々に形にしていきたいな



と考えています。




誰かの、何かの、役に立つのは



税理士でなければできない事も多いです。



ただ



なんとなく形になっていくものは



税理士と無関係ではないものの



それ以外の関わり方もあると感じています。

税理士 / 成長に合わせた経営相談とクラウド会計に力を入れています

草野岳税理士事務所ホームページ 杉並区下井草/東京税理士会(荻窪支部所属) お問合せ g.kusano@outlook.com 経営・税務相談、税理士をお探しの場合 クラウド会計、AI導入を検討中の方など お気軽にご連絡ください(税理士の私が直接ご対応いたします)

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