気軽な社外CFO

みなさんこんにちは。

東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳(くさのがく)です。


投資に失敗したことがある。これからしてみようと思う。


会計だの、税務など、あまり分からないが、たまたまこの記事をクリックしてくれた。


そんな方に向けた記事です。



そもそもCFOとは「最高財務責任者」のことを指しています。


タイトルはややふざけた印象があるかもしれませんが、


私が考える社外CFOやその必要性について書きます。



CFOもそうですが、財務という言葉を聞いただけで、意味不明、アレルギー反応が出てしまう方もいると思います。


会計・経理・財務・税務、何が違うの?


会計すら、なんだか意味が分からないのに。


そう感じながら、とりあえず読んで下さっているイメージです。


私は、意味も分からず、会計イコールお金ということで、昔から興味はありました(ちょっとどうでも良い話ですが・・)。



今回、上記のうち 経理 は置いておいて、


会計と財務、それに少しの税務を関連させて書きます。


まず、会計、これについては他の記事でも触れていますが、


会計とは、数字(数値)を使って、会社や個人の成績を報告することです。


投資に関しても、数字に基づいて判断しますので、少しだけ会計についても知っておいたほうがよいでしょう。



ただ、「会計」と「財務」の違いはなかなか分かりにくい。


そこで、


異論・反論があることは承知のうえ書くと、


会計は、個人や会社の成績を報告するため、少し独特な数値の扱い方をします。


一方


財務は、お金の出入りを基本としていますので、出発点は非常に分かりやすいです。


「成績」と「お金の出入り」は別なの?


という話になっていきますが、はい、と回答して、次に進みます。



財務の続きです。


お金の出入りについてですが、


大事なのは、過去の状況より、将来(1年先とか3年先とか)どうなるのか、お金の出入り予測です。


もちろん、過去の状況から学べることは、会社自体にも投資しようとする人にもあります。


ただ、私個人的に、財務で重要と思うのは、将来予測です。



事業内容が毎年違う、収入や支出も毎年大きく変わる。


いろいろなケースが考えられますが、


2年とか3年とか事業継続している会社を前提とすると、


経営者へのヒアリングの仕方次第で、ある程度は、将来予測ができるようになってきます。


もちろん程度に幅はあります。



私が考える社外CFOとは、まず、この将来予測を、なんとなくではなく、可視化してあげる。


いろいろ財務支援システムはありますが、


簡単にカスタマイズできるエクセルで可視化は十分可能です。


むしろ、見た目上も、専門的な言葉を使わずに済むエクセルのほうが見やすい経営者が多いと思います。



では、財務とはお金の出入り予測をしておしまいか、というと、


ここに様々な指標が必要になってきます。


上場しようとか、既に上場しているとか、そのぐらいの規模になってくると「この指標」というものがとても重要になってきます。


財務健全化という言葉がありますが、何をもって健全なのか、は、


この指標で判断していきます。


「財務、指標」でネットで検索していただけば、たくさんの指標がすぐ調べられますので、指標の中身については、今回割愛します。


会計にも指標は登場しますが、上述のとおり、会計は成績に関して、財務はお金の出入りに関して、という違いがあるため、


財務では、お金の出入りに関する指標が多いと思ってもらえればと思います。



また、上場とかの規模でなくとも、銀行から融資を受ける場合、


銀行からは指標に基づく判断をされますので、基礎的なものは知っておいたほうがよいでしょう。


さらに、投資をしようという場合、怪しい儲け話なのか、そうでないのか、などの判断にもある程度、基礎的な指標は役立つでしょう。


ただ、投資話をもちかけられたとき、注意しなければならないのは、


指標を確認するための資料に嘘がないか、根本的な話ですが、ここにはやや専門的な判断がいるように感じます。



会計と財務の説明段階をかなり飛ばしますが、


財務とは、お金の出入りを出発点とするものの、


核となるのは、どうやってお金を調達するのか(資金調達)


資金調達のために必要な知識です。



でも、投資は、お金を出資する側(お金を調達する側ではない)の話ですから、投資するうえで財務知識が必要ですと言えば、矛盾する印象を与えると思います。


この点については、投資するうえで、

・相手のお金の流れがどうなっているのか
・どういう方法で資金を調達しているのか
・指標に基づく財務の健全性や将来はどうなのか


を適切に判断できなければ、リターンがあるどころか、完全な捨て金になる可能性もありますので、そういう意味で、投資する側にも必要な知識です。


もちろん予想といっても、どう予想するかは、人それぞれ違うと思いますので、知識があれば必ず成功するとは限りません。



財務の出発点であるお金の出入り


これは理解できても、それを可視化するのが意外と難しい


さらに、可視化しました、と言っても、忙しい経営者がその財務システムなどを見て、


直ぐに理解できるのか、という点も大きな問題です。


それを解消するために必要なのが、私の考える社外CFOです。



個人や会社の成長に伴い、連携すべきブレーンは変わっていきます。


しかし、大規模でない場合、上記の初期段階における必要ポジションがいないのでは、と私はずっと思ってきました。


そこを私は解消していきます。


CFOというと、大きな会社が必要とするポジションというのが一般的でした。


もっと気軽に、身近にCFOを活用できれば、会社の発展に繋がるはずです。


PS

税務と財務の繋がりについて少し。

財務はお金の出入りを出発点とする、と書いてきましたが、払う税金は毎年の会社成績によって変わってきます。

お金の出入りを予測するためには、税務(税金)知識も必要になってきます。

私は税理士ですので、その点に関してもお任せください。


税理士 / 成長に合わせた経営相談とクラウド会計に力を入れています

草野岳税理士事務所ホームページ 杉並区下井草/東京税理士会(荻窪支部所属) お問合せ g.kusano@outlook.com 経営・税務相談、税理士をお探しの場合 クラウド会計、AI導入を検討中の方など お気軽にご連絡ください(税理士の私が直接ご対応いたします)

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