きちんとダラダラ学ぶ会計13(箸休め2(実務編:リアル感))
こんにちは。草野です。
第13回の今回は、箸休めです。進みません。
ここまでお読み頂いた感想としては、
・なんとなく雰囲気がつかめたからお腹いっぱい
・もう少し詳しく知りたい
・まだまだ実務で使えそうにない
概ねこの3つでしょうか。
今日は、「まだまだ実務で使えそうにない」について書きます。
いわゆる「実務」を行ううえでの
王道は、
簿記(ぼき)検定を受験し、その後、実務(仕事)をするか、
簿記検定の延長線上でさらに難しい資格に挑戦してから実務(仕事)をするか、
そんなイメージです。
長く簿記や会計に触れていると、
短いよりは、
実務に入った時の、
学問(簿記・会計・税務)
と
実務(経営を含む仕事)
との
一体感が増すと思います。
学問が、ある程度そのまま仕事や経営に活かせます。
しかし、このシリーズもそうですが、
切り口は、多角的な視点で、としているものの
ここまでの回まででは、
まだまだ「上辺(うわべ)」の知識
に過ぎません。
・「リアル感」
・「肌感覚」
・「実体感」
こういったものは、どのように身に付ければよいのでしょうか。
やはり簿記を学習して検定を受験するしかないのでしょうか。
このシリーズについて少なくとも言えるのは、例えば「簿記」を学習する入口としては、大いに役立つと思います。
最初の数回でも触れたとおり、
資格学校では、いろいろな表現で説明(講義)されることが少ないので、
簿記を本格的に学習したときに
「あっ。これは、あのことかな」
「これに置き換えて考えればよいのかな」
という気づきやヒントになると思うからです。
ただ、これも専門学校ありきの話です。
それでは不本意ですので、このシリーズだけでも、
・「リアル感」
・「肌感覚」
・「実体感」
が持てるようになるまで書きたいなと思っています。
具体的にどうすればよいのか
一言でいえば、
「つくる過程(プロセス)に対する想像力を養う」
です。
つくるとは、会計の「成績表」と「健康診断書」です。
想像力とは、つくる過程を、できるだけ想像しながら「見るように」しましょうという意味です。
ここまでの回は、
「成績表」と「健康診断書」について、
・こんなものを言いますよ。
・こんな風に見ていきますよ(成績が良いとは何か、健康であるとは何か)。
という話でした。
この内容を知ったうえで、実際の2つを見ても、
成績が良いのね。
とか
健康なのね。
は分かっても、
イマイチ現実感がないというか、
・「リアル感」
・「肌感覚」
・「実体感」
が持てないと思います。
どのようなプロセスでこの2つが作成されるのか、
これを学ぶことで、
「そうやって作成されているのなら」
「確かに現実感、実体感があるよね」
というリアルさを「成績表」と「健康診断書」から感じとることができるようになると思います。
それができるようになれば、
実際の経営上、
この点をこうすればよいのでは、
という肌感覚をもって
数値をうまく利用できるようになると思います。
(第13回のまとめ)
・会計の「成績表」と「健康診断書」がどのような過程(プロセス)で作成されるのかきちんと把握できれば、それぞれの項目の数値に対するリアル感が増す。
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