タワマン節税とは（検討中の方は知っておくと便利）

こんにちは。

東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳（くさのがく）です。

そもそも

タワマンを購入すると節税対策（相続）になる

どういうことでしょうか

ポイントは

現預金を持っているより、タワマンを持っていたほうが

財産の評価を下げられる

例えば、

現預金を5億円もっている　　相続時のこの部分の評価 5億円

タワマンを5億円で購入しもっている　　相続時のこの部分の評価 5億円未満

なんとなく当たり前のように感じます。

現預金の価値は、もっている金額そのもの

タワマンに限らず購入したものの価値は、一部を除き下がっていくはずだから、です

ところが

例えば首都圏のタワマン

相続税評価額よりも

実際価格のほうが圧倒的に高い

つまり

財産評価は低くしてもらえるのに、

実際はもっと価値があるということ

先日8月17日の記事

首都圏マンション平均価格、前年比 55％上昇

https://jp.reuters.com/article/tokyo-property-idJPKBN2ZS0B0

このような状況もタワマン節税に拍車をかけているのかもしれません

これだけではありません。

相続財産全体の評価額を押し上げる大きな要因の1つに

土地の評価額があります

シンプルに考えます

100㎡の土地を保有していた場合

土地の評価は100㎡に対して行われます

ところがタワマン（に限らずマンションも）

戸数によって、自分の土地の持ち分が決まるので

戸数が多いほど、1戸あたりの土地の持ち分が小さくなり

評価額が低くなります

戸数の多い

首都圏のタワマン最上階などを購入しておけば

大幅に相続財産の評価額を下げられるだけでなく

実際の価値は上がっていく

相続関係者にとっては

相当な節税と内部留保となります

もちろん自然災害その他

マンション価値の下落リスクは常に念頭におかなければなりません

話を戻し

このようなタワマン節税ですが

来年（令和6年）1月1日以後に

相続、遺贈又は贈与により取得した財産の評価から

大幅に見直された評価方法が適用されます。

https://www.tabisland.ne.jp/news/tax/2023/0727.html

ただ、上述のとおりのリスクを除けば

この改正後ですら、一定の節税効果はあると感じます。

先ほど首都圏のマンション価格が前年比55％増と書きましたが

この改正を見込んでの

駆け込み需要という意味合いもあるのでしょうか・・

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