税理士に依頼する理由（会計と税務の違い）

こんにちは。

東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳（くさのがく）です。

税理士に依頼する理由

ある程度

明確にしておく、のがよいと思っています。

必要そうだから、で

なんとなく依頼してしまうと

・お金を払っている効果が分からないまま

・知識に変えられず、払う価値が半減する

からです。

あっ、

小難しいことすべて

ひっくるめて面倒だから依頼する

これも当然、あり得ます。

ただ、今回はせっかくなので

知識も得ながらお金を払う

にスポットを当てて書きます。

税理士業務の基本は

会計と税務

さらに経営相談など

です。

会計と税務という言葉

ふつうに使いましたが

これだって理解しておいたほうが得です。

知っていれば

何を税理士がしているのか分かるからです（後述）。

また、経営相談

これは堅苦しい話ではなく

クライアント（お客様）も経験豊富でしょうが

税理士も様々な個人・会社を見ていますので

自然な会話のなかで

経営上ヒントになりそうなことをアドバイスできる

というイメージです。

私のように一般企業の経理（や講師）出身の場合

1つの会社の浮き沈みを十数年みています。

講師経験は、本当に千差万別な

お一人お一人との機微のやりとりで

何を今

必要としているのか感じ、それを提供する（ おこがましいですが ）

それは、知識ではなく熱量の場合もあります。

それができるでしょう。

会計事務所出身の場合は

多種多様な業種、または、特化型で

深い専門性を発揮されるでしょう。

話を戻し

税理士に依頼する理由

まずは会計と税務に関する依頼

これが基本です。

依頼する理由はこっち（お客様）が決めるんだよ！

お叱りを受けそうですが

会計と税務を依頼する、とは何か

書きます。

税理士によって異なるとは思いますが

（会計から）

会計には

日々の取引記録

業績把握 / 報告

税金計算の基礎

という機能があります。

このうち

日々の取引記録に専門性が必要になってきます。

専門的な知識がなくても

簡単に入力できる会計ソフトも多くなってきました。

でも、取引の中には難しいものもあります。

・給与を払ったとき

・税金を納税したとき

・車を買ったとき

・売上をいつのタイミングで記録するか

入金時？　請求書発行時？　商品を発送した時？　サービスを提供した時？

などなどです。

こういった取引に関して

きちんと記録サポートしていく

これが税理士に、会計を依頼する理由です。

税務との関係でいえば

これら記録が税金計算の基礎になるので

会計と税務はセットで依頼するのが一般的です。

（次に税務）

正直、未だに会計と税務

どちらの範囲が広くて深いのか

分かりません。

それほど両者の範囲は広くて深いです。

ただ税務に関していえるのは

確かに会計と連動する部分は多いのですが

別々に管理すべきことも山のようにあり

似て非なるものという感じです。

例えば

機材を買った

固定資産という管理のための税務記録が必要です。

これは経費（所得税・法人税）に関係するだけでなく

固定資産税にも関係してきます。

給与を払った

給与に関する税金（所得税）を管理するための税務記録が必要です。

などなど挙げるとキリがないほどです。

また、これらは部分的な税務について

であって

最終的な

所得税や法人税の計算や、資料作成は

別にあります。

つまり、このようなことを

してもらうことが

税理士に依頼する理由です。

最後に

払ったお金を知識に変える

ですが

税理士に依頼する理由

明確にしておけば

こういうことを税理士がしている

分かっているので

給与を払ったとき

少し高額なものを買ったとき

売上をいつ記録すべきか迷ったとき

税理士に相談しよう、となりますし

相談すればするほど

こういうときに、これが必要

こうすると、ここに影響する

見えてきます。

分かっていなければ

税理士が言うので

資料を渡した、その繰り返しにしかなりません。

一応、補足すれば

書いてきてこと

これあなた（税理士）がやりやすくするための内容では？

と見られてしまうかもしれませんが

当初はそうだったとしても

税理士とのやりとりのなかで知識を積み上げていけば

取引先との契約のタイミング

物を買うタイミング

今の税務トピックスでいえば

インボイス事業者に登録すべきかどうか

など

重要な判断を

先手でできるようになるはずです。

税理士への相談も

言われたからする、ではなく

今、こういう状態だから、こうする予定

問題ないか

という先手の相談に変わると思います。

少しおせっかいな内容でしたが

今回は以上とさせていただきます。

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