社長関係費ほか
こんにちは。
東京都杉並区下井草、気軽な税理士、草野岳(くさのがく)です。
会計ソフトの機能を使って
できることが増えています。
つまり、これまでとは違った切り口で
税理士として
アドバイスや業績改善に貢献できるようになっています。
例えば、freee(フリー)というソフトがあります。
多くのソフトで「部門」設定することができますが
freeeでは、部門だけでなく「品目」という設定もあります。
部門と品目なにが違うの?
・部門は、場所と結び付き
・品目は、人と結び付けることができます。
利便性について少し触れます。
・社用車を購入しよう
・ECサイト(ネット販売システム)を導入しよう
どちらも300万円とします。
・社用車の購入を決めたのは社長
・ECサイトの導入を決めたのはAさん
とします。
社用車関連の支出には「品目」として社長
ECサイト関連の支出には「品目」としてAさん
を設定します。
会計ソフトに入力する際
品目(社長)
品目(Aさん)
付け足すだけなので、手間もかかりません。
すると、支出のうち
誰が決済して支払ったものなのか
簡単に集計できるようになります。
支出だけでなく、売上も同じです。
社用車のおかげで立った売上には、品目として社長
ECサイト経由での売上には、品目としてAさん
を設定します。
このようにすると
品目(人)ごとに
支出と売上を管理・集計できるようになります。
この方が決めた支出は、効果的(ムダなく売上に貢献してるな)
この方が決めた支出は、効果があまりない
簡単に把握できるようになります。
このような
工夫をすることで
社内の見える化を進め、改善点を明確にすることができます。
ところで
ある先生(会計の)が
管理会計は「戦いである」とおっしゃいました。
管理会計とは会社ごとに
社内の業績を管理する手法の1つです。
管理会計をキチッとするほど
改善点が明らかになる(なってしまう)ため
社員さんが反発することもあるでしょうし
経営者自身が嫌がるケースもあります。
私も経理・財務として長く
経営に携わらせていただいてきましたので
管理会計は「戦いである」と聞いたとき
なんとシンプルで的を得た表現だ
驚いたことを昨日の事のように覚えています。
社用車の購入によって結び付いた売上が少ない
場合、批判の矛先が社長へ
ECサイト導入によって結び付いた売上が少ない
場合、批判の矛先がAさんへ
となりかねません。
また
いやいや社用車は売上を上げるためだけの購入ではない
あれやこれのため、間接的に経営に貢献している
という部分の測定も必要になってきます。
測定というか、
貢献具合をどのように捉えるか、という課題です。
コンサルティングの一つとして
管理会計は
私の得意分野です。
しかし
管理会計をただ導入し、改善点を明らかにすればよい
ではなく、
社長、社員さんに、何のために、どのように行っていくのか
理解してもらうこと、説明を定期的にきちんと行うこと
が大前提です。
長年のノウハウに基づいて、
さらに、会計ソフトも少しの工夫で
管理会計の導入効果を見込めます。
9月と10月は
このようなご相談を含め、
5社(個人含む)限定の無料ご支援をしています。
※9月4日現在、残り3社です。
お問合せは
g.kusano@outlook.com
草野岳税理士事務所
草野 岳あて
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